サッカー王国・スペインで指導する佐伯夕利子の挑戦とは

こんにちは守屋です。

【サッカー王国・スペインで指導する佐伯夕利子の挑戦とは】

についてシェアしたいと思います。

 

ある雑誌でサッカー王国・スペインで奮闘する女性指導者、佐伯夕利子さんの特集をしていました。

 

[su_quote]佐伯夕利子(さえきゆりこ) 1973年生まれ。93年、スペインサッカー協会サッカー指導者学校入学。2003年、第38回スペインサッカー協会ナショナル・ライセンス取得。スペイン3部リーグ監督就任。04年アトレティコ・マドリード女子Bチーム監督、Cチーム監督兼育成部副部長に就任。07年スペイン1部リーグ・バレンシアCF強化執行部セクレタリーに就任。08年同リーグ・ビジャレアルCFと契約、育成部に所属。ユースAコーチングスタッフを得て、女子2部リーグに所属するレディースAチーム監督として活躍。16年から育成強化責任者として活躍を続けている。[/su_quote]

 

一つ目の指導者人生

スペイン指導者学校入学、03年にラ・リーガと呼ばれる四番目のリーグで監督を任せられる。上位リーグで男子チームの監督の座に女性が付くのはスペインで初めてのことだった。

 

その頃の監督として没頭した日々は、チームの課題を分析し、用意した練習メニューによって、思い通りに選手の動きが変わったり、試合のなかで要求した高いレベルのプレーが実際にピッチの上で実現されるといった手応えのある経験だった。

 

詳しい詳細はこちらで書かれています。

 

二つ目の指導者人生

 

 

男子チームの監督を辞め、アトレティコ・マドリードの育成部門に職を得た。

 

育成部門とは、次世代の才能ある選手をスカウトし、育てるための組織。監督として、そして教育者として大切なことは、日々の選手達との接触の中で自分の言葉が伝わる素地を築いておくことだ。

 

そこで、佐伯は選手一人ひとりと結ぶことに腐心した。自分は「あなたたちの成長を助けるためにいる」ことを、態度で伝え続けた。

 

選手の言葉をしっかりと受け止め一緒に考えてく。このようなスタンスで見守っていてくれる佐伯を信頼し、選手たちはチームとしてのまとまりと、一人ひとりの輝くようなプレーを見せるようになった。

 

三つめの指導者人生

 

革命的な出来事

 

04年の夏、佐伯の上司としてセルヒオ・ナバーロという人物が着任。役職はメソッド部ダイレクター。欧州では多くのクラブがメソッド部という部門を置くようになった。

 

クラブはそれぞれ「我々はこういう戦い方をする」という特色を持っているが、それを実現する為にどのように若い選手たちを育てるか、という方法論を考える部門。

 

このとき、ビジャレアルは「ほかと同じことをしていていいのか」という危惧から始まり、選手自身が自分で考え、判断する力を高めていくことが強化の道だと結論づけた。

 

そこでプレーごとに指導者が答えを提示するのではなく、選手一人一人に見つけ出させるという方針に変わった。

 

「指導者である自分たちの判断が、正しくないかも知れないという考えをもて」と言われ120名の指導者は混乱。

 

「ひとたび指導者資格を取ると、指導者は自分のやり方の¨王国¨に閉じこもってしまいがちです。とくに監督の地位に就くと誰も口出しをしなくなりますから、指導者こそ一番成長しなくなる可能性がある」と佐伯は語る。

 

佐伯は三つめの指導者人生にワクワクしているという。

 

すでに見違えるように変わった選手が何人もみた。彼らの話し方が論理的、理知的になったという。考える力を伸ばした証だ。それがサッカーの内容も変えた。

 

過去を否定してこそ、生まれる新しい道

 

 

今回、記事で感じたことは佐伯夕利子という指導者の素晴らしさはもちろんのこと、スペインの中堅クラブの根底には、お金がないからこそ、育成部門を強化して良い人材を育て、名門クラブに送り出す。

 

 

そこから生まれる移籍金などによって収益を作る構造を本気で考えてるからこそ、クラブのメソッド作りに力を入れ基盤を固めることこそ、最大の強みになっているんだと思いました。

 

そんな中でも佐伯さんのように、新しいことを直ぐに受け入れていくこと、新しい方法論の結論が選手にとって一番良いと判断したのであれば、指導者として過去の実績や方法論を否定してでも取り入れる素直さこそ大事だなと痛感しました。

 

指導者に関わらず、選手はもちろん、経営者や社会人、家族でも、新しいことは受け入れがたく、過去の方法が正しいと思いがちです。

 

でも、本当に良いと思った仕組みや方法論がある場合、過去の経験や実績、考えを捨てて即座に新しいことに挑戦することこそ、成功し続ける一つの仕組みではないかと、考えさせられるものがありました。

投稿者:

shingo moriya

静岡/大阪/soccer/基本的にサッカーについて呟いてます。勝利の仕組みはどこにあるのか、熱狂の仕組みは何か探求し続けています。毎日お昼頃にブログを更新してます。