こんにちは、守屋です。
今や日本でも相撲、野球に続き人気のサッカー。子供が将来就きたい職業でも第一位はスポーツ選手で、その内訳を見ると「サッカー」(57.7%)と圧倒的な人気があることが分かります。
そんな子供がなりたいサッカー選手ですが、子供に夢を与えているからこそ思うわけで、それは「目に見えるカッコよさ」と「華やかさ」が必要となるわけです。
クリスチアーノロナウドのように、イケメンで何十億と稼ぎながらサッカー選手としても輝かしい成績を残したり、バルセロナのメッシのように、軽々とゴールを決めたり、ネイマールのようにドリブルで相手を抜くことに憧れたり子供はするわけです。
逆を言えば子供に対して夢を与える職業だからこそ、ファッションや行動、発言には気を付けなければいけません。
私はそんなサッカー選手にとって、学習と倹約という2つのキーワードは必要不可欠でありながら、維持することが最も難しいものではないかと感じます。
学習する気持ちよりも、プライドが先行してしまう
ほとんどの選手がプロになるとき、周りからの声援を受けてデビューするものではないでしょうか。
「期待しているからね。」
「〇〇だったら、〇億円プレーヤーになれるさ。」
「目指すは代表選手だね!」
など、家族やお世話になった人、友達などから言われてプロの世界に飛び込んでいきます。プロ1年目。最初はカテゴリーが外れ初めての世界で、必死で練習についていこうと無我夢中で取り組みます。
しかし、2.3年経過すると、最初のころの新鮮な気持ちは消えてしまい、出場機会が少ないことに苛立ちや焦りも感じなくなり、出迎えてくれるサポーターはいるし、練習を終えたら自主練習するのは今更カッコ悪いし、すぐ帰宅してゲームなどして過ごすことを考える。
そこでシーズン終盤に言われたのは、契約満了で来シーズンは契約をしないという厳しい現実。あのとき、もっと必死でアピールしていれば良かった。俺はこの先サッカー選手としてまだプレーすることは出来るのか。どんな土地に行くんだろうか…。
世の中のすべてのことに言えますが、大半のことは失ってから、終わるころに、【あのとき、もっと必死で取り組んでおけばよかった。】と後悔するものです。
逆にいえば、それを理解している人は後悔しないように日々、日陰の時代でさえ地道に取り組んでいるのです。絶対に戻らない時間というものに対して、後悔しないようにできる最大限のことをしておこうと。
プロになることはゴールではなく、スタートであること。そこから学ぶべきことの方が多いと早い段階で理解し、1日だって無駄にしたくないと監督や代表経験のある選手、ベテラン選手から多くのことを吸収しようという姿勢こそ重要なのです。
見えない倹約と、見せるブランディングの両立
キングカズこと三浦知良選手は必ずと言っていいほど、メディアに立つときには派手なファッションと自分をブランディングすることに長けている人間だと思います。
あきらめない勇気 | ||||
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名古屋グランパスの佐藤寿人選手についても、広島時代5歳年下の槙野選手がこんなエピソードを話しています。
広島のトップチームの練習場は山奥にあって、普段は一般の人とはほとんど出くわさない。それでも、寿人さんに「何で、お前はスエット姿で(練習に)来ているんだ」って怒られた。
最初は意味がわからなかった。「(プロの存在意義は)ピッチの上だけじゃないぞ」って口酸っぱく言われてね。19歳といえどもプロはプロ。人に見られる職業なのだから服装にしろ、持ち物にしろ、人に夢を与えなければいけない、ということを教わった。引用元:二十歳のころ
両選手に共通しているのは、人に見られる職業であり、子供に夢を見せる職業であれば、見せ方もプロして自覚することは必要不可欠であるということです。
ですがその一方で、ブランディングに比率が大きくなれば、自分の年棒以上に出費が大きくなってきてしまう場合もあります。
一般社会でも、ベンチャー企業の社長がド派手なファッションや車、豪快なお金の使い方をメディアに演出するのと似ている部分はあると思います。内部では自転車操業で、資産が残っておらず税金を支払えない結果、逮捕されるというケースもあります。
サッカー選手の場合は、ファッションや車などもそうですが、倹約するにも試合後はアドレナリンが出ている状態で、勝利ともなれば試合の緊張から解放され、クラブや身内でパーティーをするなど、お金など気にせずに遊んでしまうことも仕方ないのではないでしょうか。
もちろん一流と呼ばれる選手であれば、学習すること、倹約しながら、子供に夢を与える手段を身に着けて自尊心を高く持ち続けることが出来るかも知れません。
周りの誘惑に負けずに、小さなプライドより純粋に上手になりたいと志を持ち続ける選手こそ、成長し続けてサッカー選手として長くプレーすることが出来るのではないでしょうか。
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