こんにちは守屋です。
【サッカー選手にとって契約満了とは】
にとってお話ししたいと思います。
この時期、各チームから〇〇選手の契約満了という言葉が目に入るかと思います。
中には川崎Fの大久保選手のように既に移籍先が決まっていることを示唆するようなコメントを自ら記載する人もいますが、大半の選手がシーズン終了後に移籍する形となります。
では「契約満了」となぜクラブは伝えるのかということです。
1、早期に契約満了を伝える意図
これは、クラブ側と選手の間で来季での更新を行わず、尚且つ移籍先の目途が立っていない、どこからもオファーが無い状態に報じられることが多いです。
クラブ側としても、戦力外という形で伝えていますので、早くに発表することで選手が次の移籍先を見つける手段となってくれればという思惑があるからです。
選手にとって、まるで転職活動の時期とも言えます。冬を乗り越えて次の移籍先を見つけてそこで結果を出さない限りはまた1年で終了を迎えてしまいます。
環境もガラっと変化して組織も変わるその中でやれることは何かを常に考えていかなければいけません。
2、移籍に関する規定により、契約満了を伝えてからでないと動けない現実
このような規定が国内移籍に関してはあります。それにより、クラブ側として契約満了を発表して、他のクラブが選手を移籍しやすくしているのが現状です。
海外移籍ではよく聞く「違約金」など設定されますが、選手を取られる代わりにお金を対価として頂くという方式がしっかりと成り立っているからです。
しかし、Jリーグのように資金が潤っているチームが少ない場合、違約金を設定する選手は日本代表で活躍するような選手のみで、尚且つ海外移籍を対象とした場合のみになります。
資金のないクラブにとってスポンサー収入が見込めない場合、一番の出費は「人件費」となります。昇格が決定していたりすれば良いですが、降格、もしくは現状維持も難しい状態であれば高額年棒の選手から査定していかなければいけません。
そして安く選手を確保し、成長して結果を出す。もしくは高く買い取ってくれるチームがあれば良いというためにユース組織を作るのは常識と言ってもいいでしょう。その為にほとんどのクラブチームに下部組織というものがあります。
収益を見込めない選手、見込める選手の見極め
話を戻しますが、資金が少ないクラブにとって違約金を払って買い取れることは困難です。逆に違約金を設定しても買い取ってくれなければ意味がありません。
そのために契約満了を伝えて移籍金よりも現状の赤字をどう立て直すかというところから始まるのです。
クラブ側の目線では「その選手に対して来季1年で提示した金額よりも収益が見込めるのか」というのは考えなければいけない目線でもあります。
複数年契約をしている選手が少ないという部分でも日本のサッカーの資金不足が悪循環を招いているのもうなずけます。
育ててくれたクラブに感謝の気持ちが選手にあったとしても、クラブ側が、何を大事にしているかの軸が定まっていない限り、そのクラブに未来はないのではないでしょうか。
因みに「退団」というのは選手の意思でクラブを出ることを言います。
会社組織でも同じですが、リストラというのは非常に残酷なことですが、誰にでも可能性があることです。
日々のコミュニケーションが、決め手となることも
会社側としては、常日頃からコミニケーションを取っておかなければいけません。急に言われた方が納得しないのはいうまでもありません。
しかし、しっかりと出場できていない選手に対しては課題を伝えて、それを継続して改善しようとしているかチェックして、話し合いを常にしていれば選手としても納得まではいかなかったとしても思い当たる節があったと思えるのではないでしょうか。
働く側も現状に満足することなく、常に課題を見つけて会社が必要としていること、求めているものは何かを考えながら行動することによって会社に自分の意思を伝えることになります。
そういう相互関係がしっかりできているかによっても契約更新の際の決め手になることもあります。
サッカー選手が移籍した背景、契約満了となってからの流れなど追ってみると、また違う面白さがありますので意識してみて下さいね。
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