種を蒔けば芽が出る。じゃあ、種を蒔かなければ?

こんにちは守屋です。

ある企業にお邪魔させて頂いたとき、新事業をスタートさせるかどうかで悩んでいました。今の事業で売り上げが悪くはないものの、新規事業によって新たなユーザーを囲い込みたいと思っているそうです。

「新規事業に関して、どのくらいの期間構想を練っているのですか?」

と伺ったところ「かれこれ5,6年は新事業をスタートさせたいと思っていますが踏み出せずにいます。」とのことです。

種を蒔けば芽が出る。種を蒔かなければ芽が出ない。

この企業ではずっと悩んでいる要因として、大きな売り上げを作っていないことで挑戦に踏み出せないでいることです。前年比で1,1~1,2と先行きが不安になる部分が懸念材料として新規事業への決断を下せないとのことです。

インターネット広告事業を主とする企業であるサイバーエージェントには子会社が多数あります。独立志向が強い社員や、優秀な社員は小会社の社長となり事業を進めていきます。中には大きく成長した会社もあれば、解散、売却された会社もあります。

規模は違えど、サイバーエージェントは本業での業績を上げながら子会社という種蒔きをして芽がでる為に栄養を与え続けています。豊作の場合もあれば、不作もあり、途中で災害(不祥事等)があり芽が出なかったケースも数多くあります。

ここで重要なのは子会社というくらいですから少額資金で事業を進め、芽が出る期間を設定し、収穫時期に収穫できなければ撤収するというサイクルを繰り返しているということです。

つまり種を蒔かずに芽が出るかを心配するのではなく、とにかく可能性がある種は蒔いてみてから検証するという習慣が社風として身に着いているということです。

 

どんな種でも蒔けばいいわけではありませんが、もし現状を変えたいと思っているのであればリスクを最小限にした種まき、検証というサイクルを繰り返すしかありません。

芽が出て問題ないと思えば、増員して栄養を与え続けることで立派な大木となり新たな柱となることでしょう。

ぜひ種まきもせずにリスクを恐れているのであれば、最小限のリスクで種まきを実施し、収穫できる芽が出てくるか検証することをお勧めします。